作家のさくらももこさんが旦那さんと行った世界各国の旅の記録になっています。「もものかんづめ」のようにクスリと笑えるエッセンスが散りばめられているわけではないのですが、表現力のある文章によって行かなくても国のイメージが湧きましたね。
例えばベネチア。
水の町でメディアでもよく紹介されるので何となくのイメージは持っていますが「できることならこの街ごと風呂敷に包んで持って帰りたい。」という表現がとてもいいです。
"持って帰りたい"とい部分もいいのですが、風呂敷という和の物を使っているのがいいですね。世界の絶景を和に持ち帰りたいという、洋と和のいいところをMIXしているのが印象に残りました。
また写真も掲載されていたアメリカ西海岸のヨセミテの滝。
アメリカの滝と聞くとナイアガラの滝をイメージするのですが写真と本文を見るとこの滝も生で見たくなりました。一度見れば納得するというのはまさにそういうことなのでしょう。アメリカでは他にホテルの中にギリシャの街並みが表現されているホテル「シザーズパレス」に泊まってみたいです。と言いますか、ラスベガスに行きたいです(笑)
写真は少ないですがそれぞれの魅力をしっかり伝えてくるのは流石ですね。