どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

ルヴァン杯の話

運動会と掛けまして、アプリと解きます。
その心は、『どちらもプログラムの組み方が大事です。』
こんばんは。


少し前の話になりますが、サンフレッチェ広島ルヴァン杯で初優勝をしました。
カップ戦、天皇杯と並んでJリーグ三大タイトルのひとつなんじゃけど、サンフレッチェって何回も何回も決勝に上がっては優勝という扉にはじき返されてきたんよなぁ。
その扉はあと少しで開きそうなんじゃけど本当にそのあと少しが開かんかったんよ。
そんな中でのルヴァン杯初制覇は選手と同じように、見とったわしも涙が流れそうになりました。
先制したのは相手のセレッソ大阪で、サンフレッチェは追う展開。90分を戦っても追いつくことができず、アディショナルタイムに突入したんじゃけど、そのアディショナルタイム9分の間にFWピエロス・ソティリウが2得点をとってまさかの逆転勝ちという劇的な結果じゃったんよな。1点目がハンドからのPKで追いつくというセレッソ大阪にとっては非常に嫌な展開だったこともあって、勢いそのままに優勝への扉をこじ開けました。歴史が動いた瞬間に立ち会えたことが嬉しかったんじゃけど、このルヴァン杯優勝にはもう一つの物語があったんですわ。

かつてサンフレッチェ広島には工藤壮人というFW選手が在籍していました。
日本代表でもプレーしとるストライカーで、2017,18年の2年間だけという短い期間ではあったけど、彼が移籍先にサンフレッチェ広島を選んだことに非常に胸がワクワクし、サンフレッチェの試合がより楽しみになりました。
チーム事情もあって今はJ3テゲバジャーロ宮崎でプレーをしとるんじゃけど、10月2日に体調不良を訴えて医療機関に行った結果、水頭症の診断を受けて入院と手術を受けたんよね。ほんで17日から集中治療室で治療に専念しとったんじゃけど、10月21日に残念ながら亡くなりました。32歳という若さで。

このルヴァン杯の決勝が行われたのが10月22日。工藤選手が亡くなった翌日です。
だから選手もサポーターもこの一戦には特別な思いで臨んどったんよね。
ベンチには工藤選手のユニフォームを掲揚し、サンフレッチェ広島のサポーターは「工藤壮人の魂は永遠に俺達と共に」と書かれた横断幕を掲示したんです。
さらに相手チームのセレッソ大阪もサポーター席の一番前に横断幕を掲げたんよ。

工藤壮人を俺たちも忘れない」と。

サッカー界として工藤選手の逝去を悲しみ、受け止め、臨んだルヴァン杯でした。
だから初優勝は嬉しかったし、きっと天国の工藤選手にも吉報が届いたじゃろうね。
満田選手の涙も大迫選手の追悼報告もいいなぁと思いました。

カップ戦も天皇杯も快進撃を続けとるサンフレッチェ広島じゃけど、その裏には色々な人の関りがあるからじゃろうなぁ。

またひとつチームとしての魅力が増えましたわ。


わっしょい(・∀・)ノ


そんなこんなで今日は
エキセントリック少年ボウイのテーマ/エキセントリック少年ボウイ

工藤選手のチャンステーマだったみたいじゃね。
「がんばれ地球 がんばれ地球 ぼくは限界だー」
ヒーローなのに諦めるというw。