英国の国際ガーデニングショー「チェルシー・フラワーショー」で3年連続ゴールドメダルの受賞経験がある庭師・石原さんの仕事術が書かれています。
自分が今行っている業務とかなりかけ離れていますが、それでも学ぶところは多くありましたね。
例えば「世界のトップクラスの人たちが集まる舞台であっても、そこに1mmくらいの隙間はあるものです。」
東京オリンピックもそうですが、いかに隙間を見つけてそこから穴をあけるかという視点は持っておく必要がありますね。
「マーケットが小さいなら、自分で大きくすればいい」というのも違った意味での視点の持ち方ですね。千里眼じゃないですが先を見据える眼力も必要です。
また、「お客さんを喜ばせた結果、スキルが磨かれていくのです。」
日本人は特に100点のものを求めすぎていて、60点では提供しない傾向があると思うのですが、そこは相手との信頼関係にもよりますね。
一生懸命努めた(=喜ばせようとした)結果が60点ならば、相手はそれを受けいてた上でアドバイスをくれます。それが対話による共有なのでしょう。
読んでいて感じたのは常に顧客目線にあるということでした。
今の時代は尚更顧客ニーズが多様化しているので的確にとらえるのが難しくなってきていますが、それでも一人のお客さんに丁寧に接する子ことができれば、それはブルーオーシャンとして成り立つのだと感じました。
余談ですが地元広島県にある庄原市の「庄原さとやまオープンガーデン」に携わっているというのを見て、より身近に感じられましたね。