どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『なぜニセコだけが世界リゾートになったのか「地方創生」「観光立国」の無残な結末/高橋克英』

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観光関係や地方創生関係の関係者ではなく金融コンサルティング会社を経営する著者の視点で、観光と地方創生について書かれていました。
異業種の視点なのでもう少し突っ込んだ見方を知りたかったですね。

幕の内弁当的な全方位施策を打つのではなく、キラーコンテンツをしっかりと認識してターゲットを絞った「選択と集中」を行うことは外国では当たり前のことですが、日本ではまだまだできていないと思います。特に地方に行けば行くほど、顧客を囲い込もうとしてあれもこれもになってしまう印象がありますね。

また、オンシーズンに年間の売り上げを稼ぎ出し、オフシーズンはゆっくり休むというスタイルの方が良いのではないかという考えに共感しました。そしてキャパシティに対応できるよう、顧客を選別すると。

大多数の中間層を招くのが良いか、少数の富裕層を招くのが良いかはその土地土地によって違うと思いますが、そこも含めた戦略を立てる必要があるのでしょう。


日本の行政は公平性の上になりたっているのでどうしても尖った施策展開が難しいですが、観光に限らずどの施策においても「選択と集中」にシフトチェンジする時代になって来ていますね。