どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『売れるもマーケ当たるもマーケ~マーケティング22の法則~/アル・ライズ、ジャック・トラウト』

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20年以上前の著書なのですが星野リゾートの星野社長が触れられていたこともあって読みました。
書かれている内容は普遍的なものでありベーシックなものなのですが、なるほどと納得することも多く書かれており、なおかつわかりやすいという良書でしたね。

本当に商品が良いのであれば万国共通でヒットするはずですが、実際はそんなことはないというのも「すべての人間活動の中で、マーケティングほど多額の金が無駄に費やされている分野はない」という言葉に裏付けされているのかなと感じました。

「集中の法則」の章に「ただ一個の言葉、ないしコンセプトに焦点を絞り込むことによって、心の中にそれを"焼き付ける"のである」とありましたが、企業が活動が大きくなると色々なことに手を出しがちになります。一方で印象に残るのは幕の内弁当よりも生姜焼き弁当な訳で、一点突破の重要性を改めて感じました。

そして一番印象的だったのは「対立の法則」。
【1】
自分の上段にいる会社の強みを研究し、どうすればその強みを弱みに転じることができるか考える。
【2】
顧客に反対のモノを提供して差別化を図る。
【3】
ナンバーワンの対極に位置することによって、ナンバーワン以外のすべての企業からビジネス機会を奪う。

【4】は書かれていませんでしたがNo.2になった段階で初めてNo.1に挑む(挑める)のかなと感じました。「差別化」という言葉は昨今よく聞くようになってきましたが、ナンバーワンの対極での差別化、いわゆるナンバーツー狙いはあまり意識したことがありませんでしたね。

世の中はどちらかと言えばオンリーワンによる差別化の意識の方が根強いのではないかと思います。

そして何よりも、成功を遂げるには忍耐が必要であること。
マーケティングは時として便利な方法としてその言葉を使われますが、ここの部分を周りにも理解させる必要があると感じました。
何でもそうですがすぐに結果がでるものはありませんので。