人並みに読書をしている自分としては書斎がほしいと思ったことは一度や二度ではありません。そのたびに気になっていたのが家族との関りの遮断でした。
著書にも書かれているように、時には"こもる"ということも大事ですが個人的には同じ空間を共有しながらも自分の空間を作り出すというのが大事だと感じましたね。
書斎を持つことの意味として、「その家の世帯主が趣味を心から楽しむことが、その家の家族全員の暮らしにプラスの影響をもたらす」とあります。
確かに親が本をよく読む家であれば子どもも本を読むようになりますし、親がスマホばかりいじっていれば子どももテレビやゲームばかりするようになるでしょう。その中で世帯主だけではなく子どもも使えるような書斎があり、そこで読者や一緒に昔ながらのゲーム(パズル)などができればいいですね。
三種の神器である机・椅子・本棚についても、自前で確保できる方法が書いてあり新鮮でしたね。
個人的に印象に残ったのは「机の広さが本人の思考の広さに比例する」ということ。ミニ書斎とは少し話がズレますがこの考えを持ちながら空間をデザインできるといいなと感じました。