リビングやキッチン、トイレ、玄関などテーマに沿って様々な間取りが図面で紹介されていました。全体的に利便性よりもデザインを優先された間取りの印象がありましたが、それでもなるほどなぁと感じるものもありましたね。
例えばどの部屋に行くにもリビングを経由しなければならない間取りがいいというのはよく聞きます。子どもが帰って来た時にそのまま部屋に直行するのではなくて、リビングにいる家族の顔を見て部屋に行くというのが思春期の年頃にはいいということですね。
著書の中でも何例か紹介がされていました。
また、庭を有効活用して視線の中に緑を多く取り入れているのもいいなぁと感じました。
少しトリッキーなのは敢えて離れを作ったり、少しだけの段差を使って視点を変えるというものもありましたが、これは歳を取った時にしんどかったりつまづいたりしないかなと思います。むしろ段差がある方が足腰が弱くならなくていいのかもしれませんが。
「家は3回建ててようやく100%の家を作ることができる」というのを聞いたことがあります。個人的にはデザインよりも利便性を重視したいので、動線や窓・コンセントの位置などは気になるところですね。