広島東洋カープのOBで15打席連続出塁の日本記録を持つ廣瀬さんの著書です。
こうすればカープはもっと強くなるというよりも、こうだったから勝てなかった・こうだったから勝てたというような過去を振り返る内容でした。
もう少し未来について書いてあったらよかったなあとは思いましたが、それでも廣瀬さん思考が垣間見えた気がします。
現役の時はとにかく素質やセンスはあるけどケガが多いイメージでした。御本人もケガが多かったと触れていますが、屈強な体で毎シーズン全試合出場していたらどれくらいの成績を収めていたのかなと思いますね。
そこがプロスポーツの難しさなのでしょう。
"一軍に行ってヒットが一本出れば寿命が3日伸びる。与えられるチャンスは3打席。アウト3つで2軍行き。"
この言葉が印象的でしたね。
プロ野球に限らないのですが与えられたチャンスは多くはなく、それを確実につかまないといけません。そのために準備すること(プロ野球で言えば練習、ビジネスマンで言えば小さな仕事でも一生懸命すること)は誰にも共通して言えます。
毎日の振り返りで「今日の自分はチャンスを掴んだか?」と自問自答するような習慣ができれば、始まりの鐘が鳴る日は遠くないのでしょう。