どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『amazonの絶対思考/星健一』

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楽天を使うこともあるのですがやはりamazonを使う頻度の方が高く、自身の生活に無くてはならないものになっています。アマゾンジャパンで事業本部長を務めた著者が、中から外からの視点で最強組織について書いてあります。

一番印象的だったのは他の企業とamazonを比較した時に感じたことでした。

「普通と異なるものが入って来た時に、ただ批判するのではなく、それを徹底的に分析し、自分たちの普通も変化させていかなければならない。」

これが出来なかった結果、日本の企業とamazonの差につながったとあります。自分自身もなかなかできていないのですが、自分の思考の外から来たものに対して寛容な心で受け止め、学んで理解した上で賛否をくださないといけません。それが反射的にシャットアウトをしがちになっており、その傾向は年齢を重ねるにつれて顕著になっているなと改めて感じました。

また、「amazon社内で最も嫌われるのが「慣れ合い」や「妥協」である。」とありますが日本の組織は良くも悪くも「忖度」がまとわりついています。ついつい上席をなっとくさせるためという目線になってしまうのですが、そうなってしまっては「地球上で最もお客様を大事にする企業であること」を掲げるamazonとの差は開いてしまうばっかりですね。

誰のために何故それをするのか。
特に「何故」の部分をよくよく深掘りしないといけません。
そしてリーダとして賛成できない場合には、敬意をもって異議を唱えなければならないというのも、上記の忖度に通ずるのですが肝に命じようと思いました。

取組みで言えば、直属の上司に加え、同僚や部下、仕事で関係した社内他部署の担当者など、360度からのフィードバックが加味されるというのはいいなぁと感じました。少なくても部下や同僚からの評価はもっと取り入れてもいいと思いますね。

読んでいて感じたのは「徹底的な顧客目線」と「妥協を許さない探究心」はどの組織でも言われるのですが、すべての社員の間で共通認識として持たれている点が、amazonが最強たる所以なのだということですね。