アートという言葉は最近よく聞くようになり、特に現代アートを活用した地域振興が日本中のどこでも行われるようになりました。
その現代アートを見ていると段々とアートが安売りされているような感覚になってきていたのですが、この本を読んで改めて「アートとは?」と自問するようになりました。
「数学の答えは「変わらないこと」に価値がありますが、アートの答えはむしろ「変わること」にこそ意味がある。」と書かれており、「アート作品とはそもそも頭を使って想像上の世界で楽しむもの」ともあります。
自分なりの解釈がもてるかどうか、見た人が作品について思いを馳せられるかどうか。
これが自分の中でのアートのすみ分けだと感じましたね。
そして、「自分の好奇心や内発的な関心からスタートして価値創出する。」とあるように、アート思考とは自分で課題を見つけ出し、それの解決法を導き出す思考と理解しました。
確かに自分で課題を見つけて、そこから解決に向かって走れる人は移り変わりの激しい今の時代でも十分に対応できるでしょうね。