AI・IoTが発展することで、今ある仕事がどんどん消滅するのではないかと言われています。
一方で著者は、ロボットが仕事をすることによって生産性があがるのならば、働かなくてもよくなるのではないかと問うています。人間が働くよりもAIが働く方がGDPが上がるので、その分自分の時間が作れるのではないかということです。
特に、日本も成果主義を求める風潮になって来ていますが、そうなると真っ先に台頭するのは上司のような頭を使うポジションとあります。実行部隊である若い人材は行動力も体力もあるのでAIの判断のもと、若い人材が動く世界になるということなのでしょう。そうなると、今後少子高齢化が進むのは間違いないので、若い世代の人手不足は変わらないと思いますね。
しかし中高年の仕事がすぐになくなるかというと、案外そうでもありません。
AIを備えたロボットや機器が仕事を奪うまでのレベルになるには相当数の台数が必要だからです。
そして、それを製造するスキームを作るのは人間なので、市場に出回り実用化されるにはもう少し時間がかかるのでしょう。
技術革新はめまぐるしい速さで進化しますが、実用化となると少し加速が緩やかになるのでしょうね。
それよりも、「アマゾンドットコムなど株価が高い米国IT企業は、どう仕事の無駄をなくすかを考えること自体が自分たちの仕事だと考える。」とあるように、自分も改めて自分の仕事を見直さなければと改めて思わされましたね。
そして、この思考があればAIが台頭しても生き残れるのではないかと感じました。