タイトルに「やめた」とあるように、普段の習慣で辞めるべきことが書かれてあります。個人的には結構やっていることを辞めるよう書かれていたので、理屈はわかるのですが実際の行動にまで起こすハードルの高さを感じました。
同時にここまで取り組めば確かに残業なしで給料が上がるかもしれませんが、それでいいのか?感情の薄い人間になってしまわないかといった違和感もありましたね。
その中でも印象的だったのは、
■無理して花形部署に居続けるのをやめる。
■手持ちの資格が自分の世界を逆に狭める。
■いい人ぶって常に電話にでることをやめる。
などでした。
また、「坂本龍馬が土佐を離れるとき、もし周囲の価値観に引きずられていたら、脱藩などできなかった。」というのも確かにそうですね。いつの世も多角的な視点は大事だと改めて思います。
また、あとがきで著者自身も言っていましたね。
33の中のたった一つのやり方を変えることさえ勇気がいることかもしれない。しかし、それはアリの穴。たった一つでも自分を変えることができたら、きっと堤も崩れると。