働き方改革ではトップ集団でトライアル・アンド・エラーを繰り返しているサイボウズの青野社長が、会社と働き方について示しています。
代表取締役に共感できたり、信頼できたりするかを見ることや、利益が社員に還元されているかを見ることが大事であると書かれていますが、ここはかなり共感できました。個人的にも一番大切にしないといけないのは顧客ではなく、社員だと思っており、部下やメンバーだと思っていますので、利益が少ない会社という視点は面白かったですね。
また、働き方の中で「新しいことを始めるには、今やっていることをやめる必要があります。」とありますが、これは本当に大事なことであり、なかなかできていないことだと思います。buildはできるけどscrapできずに、そのまま仕事が雪だるま方式に増えていくことがよくありますね。PDCAをより正確にし、仕事の要不用を細かくチェックすることがことも大事なのですが、新しいことを始める際に何かをやめることの方が簡単かつ重要な方法だと思います。
全体的に普段から自分でも考えていることと、あまり相違がありませんでした。それでも世の中があまり変わらないのは、「言うは易し、行うは難し」の世界なのかもしれません。そういった意味で大企業が動きづらいのもよくわかりますね。
個人的には次の言葉が一番印象に残りました。
「人の意見に耳を傾けられなくなったとき、成長は止まります。」