どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか/塙宣之』

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M-1グランプリ2019の前に読めて良かったです。相当面白かったですね。

同業者の解説だけあって、他の漫才師の漫才をかなり見とられますし、解説もわかりやすいです。
例えば、中川家はボケとツッコミのバランスが抜けているとあります。確かに漫才師はボケ主動かツッコミ主動かがありますが、どちらも立っているコンビは強いですね。アンタッチャブルサンドウィッチマンなんかはそうだと思います。

「サッカーで言えば、関西は南米、大阪はブラジル。」や「漫才はお客さんと一緒に作っていくもの。ウケるか引かれるか。」などもなるほどなと思いました。

また、自分はハゲネタ・デブネタなどがあまり好きじゃないのですが、塙さんいわく自虐ネタはフリートークの範囲内というコメントを見て、納得できました。漫才のネタに多いのも作りやすいからでしょうね。

爆笑問題M-1グランプリに出ることができたら決勝に残ると言うのも説得力がありました。時事ネタ漫才ができるコンビは「フグの調理師免許」を持っているようなもの。世相の毒抜きがうまい。爆笑問題はその毒抜きが抜群に上手いと。

たくさんの漫才師のスタイルを的確に分析していて、さすがプロだと思いましたね。