誕生日と掛けまして、一日と解きます。
その心は、『どちらもAMがあります。』
こんばんは。
かつてアンタッチャブルという漫才師がいました。(今もいるんじゃけど、敢えての過去形ですのであしからず。)
ボケの山崎さんの天才的なボケに対して、ツッコミの柴田さんの天才的なツッコミが光る相当な実力を持った漫才師じゃったわ。ボケとツッコミのバランスも良くて、2004年のM-1グランプリではぶっちぎりの優勝、当時の得点は昨年のM-1グランプリ2019でミルクボーイが更新するまで、実に10年以上破られることがありませんでした。
しかし、そんなM-1王者も色々な事情があって、ツッコミの柴田さんをテレビで見なくなりましたわ。
その間、山崎さんがピンで活動し、ロンドンハーツやアメトーーク!を始めとするバラエティ番組でブレイク。当時のM-1の優勝を知らん若い世代は山崎さんをピン芸人じゃと思うとるんじゃないかな。
個人的には山崎さんのボケもさることながら島田洋七師匠も言うとった柴田さんのツッコミが一級品で、そのツッコミが見られなくなったことが残念じゃなと思っていました。
そんなアンタッチャブルが脱力タイムズという番組で10年ぶりに漫才をしました。
もともと柴田さんが小出伸也さんと漫才をしとったんじゃけど、漫才に集中できんって言って小手さんが舞台袖にはけてしまいます。
それを呼び戻しに行ったくりーむしちゅーの有田さんが連れ戻したのが山崎さんじゃったというドッキリ。
その流れで10年ぶりの漫才を披露っちゅうね、感動物語の始まりでした。
もともとアドリブが多い漫才スタイルじゃと思うんじゃけど、この時はドッキリなのでもちろんお互いネタ合わせ無しじゃろうなぁ。
それでも結果は、お互いがキレッキレの漫才を披露じゃし。
間であるとかお互いのぎこち無さはあれど、それを踏まえてできる漫才のレベルではなかったわ。
柴田さんのツッコミのキレはまったく衰えとらんし、ピンで磨いた山崎さんのボケは柴田さんのツッコミによって輝きを増してました。
10年間止まっていた時計の針が再び周り出した時、新たな時代を刻み始めたなぁ。
後日、ナイツの塙さんがこんなことを言ってました。
「M-1にアンタッチャブルが出たらみんななぎ倒されるよ」と。
「M-1王者の中でも最強王者はどのコンビだ?」っちゅうアンケートをすると、たぶん2007年王者のサンドウィッチマンになるじゃろうけど、個人的にはアンタッチャブルもそれにふさわしいと思っています。この2つは甲乙つけがたい。
アンタッチャブルが優勝した時の「娘さんを僕にください」、「こどものしつけ」とサンドウィッチマンが優勝した時の「街頭アンケート」、「ピザのデリバリー」を同じ大会で2組が直接対決をしていたらどうなっとったじゃろうか。
そんなことを想うだけでも口元が緩んでくるよね(笑)
一方でアンタッチャブルが復活した年に、アンタッチャブルの歴代最高得点を塗り替えたミルクボーイや四千頭身をはじめとするお笑い第七世代の躍進もあって、お笑い界が面白くなってきたと思うわ。
何はともあれ、今後アンタッチャブルの漫才がもっと見られると思うと嬉しくなって、ニヤニヤしてしまいます。
わっしょい(・∀・)ノ
そんなこんなで今日は
ツバサ/アンダーグラフ
ただひたすらにカッコいい唄じゃと思うわ。
「いつか互いに大きな花を 綺麗な花を咲かせまた共に笑おう」
かっこいいな。