観光でも滞在と周遊促進が必要だと叫ばれていますが、そもそもリゾートは視点が違いましたね。リゾートの目的は滞在であり、観光は二の次だと。滞在してこそ外貨が落ちるという意味では観光客ではなく、リゾート客を呼ぶ方が経済にいいというのは理解できます。
そして、観光客を呼ぶのとリゾート客を呼ぶのでは、戦略が全く変わってきます。まさに著書に書いてある「観光地に来る旅行者はお金を使う。リゾート地に来る訪問者は時間を使う。」ということなのでしょう。時間を使った方が結局は使ったお金も多くなります。
ここまでの考え方は良かったのですが、以降がどちらかというと沖縄の紹介と自慢が多い内容になっていたのが残念ですね。
沖縄が魅力的なのはわかるのですが、リゾート地としてお客を呼び寄せるためには何をする必要があるか、もう少し踏み込んで書いてあると良かったです。