どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『「エンタメ」の夜明け/馬場 康夫』

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東京ディズニーランドを誘致した男たちの物語が書かれています。ディズニーランドを誘致する前の話も書かれていて内容は広いのですが、個人的には本題のディズニー部分がもう少しあっても良かったですね。

ある意味、日本とアメリカの政治的な部分にもつながっているのではないかと思うくらい一企業(テーマパーク)としては大きな力を持っていると思いますが、それを誘致するために信念を貫き通すという至極シンプルな内容でした。

一方でそれはどんな仕事にも通じるということなのだと思いますね。
なので、テクニック的なことはあまり書かれておらず、地道で地味なことをコツコツ積み重ねていった印象です。浦安を埋め立てるために行った漁民1,800人と襟元を開いて対話を重ね、半年で漁業権放棄の交渉をまとめたのもそうですね。

それはディズニーのコンセプトも一緒でしょう。

ディズニーは徹底的に顧客目線(=子ども目線)でテーマパークを構成されています。そこに加え、先駆者としての見える景色という経験がその後数多出来たテーマパークの追従を許さなかったのでしょう。

そして、そんなディズニーランドでさえ、開園初日は黒歴史だったとあります。想像以上に来園者が殺到し、対応が後手になったと。

あのディズニーランドですら失敗と検証を繰り返し、今の地位を築いています。
改めて「基本」と「信念」は大事だと感じさせられました。

 

スルーの話

ひらがなと掛けまして、通帳と解きます。
その心は、『どちらも韻(印)が大事です。』
こんばんは。


タイトルの「スルー」ですが、ドライブスルーでも無ければサッカーのスルーパスの事でもありません。Lineの既読スルーも厳密に言えば違うけど、似ていると言えば似ているかな。
SNSでもらったコメントに対して返事をしないということですな。

きっかけは先日行われた箱根駅伝のこと。沿道に観戦者がそれなりにいた訳です。
例年に比べたら少ないんじゃけど、主催者側は来ないでくださいって言うとったし、今コロナ禍なことを考えると普通は見に行かんのんじゃないかと思うんですわ。
少なくても出場校で控えにまわった選手は寮とかのテレビで見ようたし、一緒に頑張って来たメンバーですらそうなんじゃけぇ、一般の人は我慢するのが普通じゃろうと思ってました。

観戦者が感染者を出してもいかんしね(←誰が上手いことを言えと言った。)

それを見てわしはSNSでつぶやいたんですわ。
リアクションを見る限りは大半の人が賛同してくれたようには思うんじゃけど、中にはコメントで反対意見コメントもあるんですね。
もちろん考え方は人それぞれじゃけぇ否定するつもりもないし、それがSNSじゃけぇ返事を返そうかなと思いました。

が、辞めました。
何となくここでわしの意見を言うたところでこの考え方は平行線になるじゃろうし、感情的になって他の人が読んだ時に不愉快に感じてもいけんしと思って。
じゃけぇコメントをもらったことに対してはありがたいと思いながらも、スルーしました。
まぁ、話を続けるならメールででもできるしね。

するとどうなったかと言うと、他の方が「いやいやそれは違うよ」的なコメントをしてくださったんですね。
好意的なコメントで背中を押してもらったことについては、もっともっと感謝です。
ありがとうございました。
一方で好意的なコメントについてもスルーして申し訳なかったと思っています。
すみませんでした。

そこで感じたんじゃけど、わしこれまでコメントに対してはどんな内容でも返信をしようたんです。反対意見に対しても。
時にはガチでやり合って、4日くらい水掛け論をやったこともあります。(最終的には相手が「くだらねぇ」とサジを投げたので辞めましたが。)
じゃけぇ今回も返そうかなと思ったけど、グッと踏みとどまって少し冷静になれたような気がしますわ。
日常生活でも同じことが言えて、反対意見や不快なことにがっぷりよつで受け止めるんじゃなくて、スッと体を斜めにしてスルーすることも大事じゃなぁと改めて思いました。
交わることが無いのはしょうがないし、それはもうしょうがないで済ませると。

あとは、同じ考えの人が背中を押してくれるということも学びましたね。
これは記憶の限り、初めての体験だったように気がします。


新型コロナの影響の影響でストレスのたまりやすい生活を余儀なくされとるけぇ、色々なことを言うてくる人もおるじゃろうけど、明らかに自分の意見に合わないものは論破に走るのではなくて、少しずつ少しずつ受け流すようにできればと思います。
いわゆる「スルー力」というやつですな。


しかし、「スルー力」と書くと「するーか」に見えるなぁ。


わっしょい(・∀・)ノ


そんなこんなで今日は
ガラスの心で/WANDS

こう見えてもわし結構ガラスの心なのです(笑)
「どれだけ時がゆけば 笑い合えるのだろう」
結構隠れた?名曲じゃと思うわ。

百華夢想/2020 袖時雨

どまつり2020(テレどまつり)の映像を見ました。

踊りの技術や表現力なら高いレベルなのですが、CGが邪魔をしていたように感じます。個人的には全編ロケ地での演舞の方が良かったなと。

あと何か引っかかるものがあったのですが、それが何かわかりました。
画面を通しての熱量が伝わってこなかったんですね。それも含めてCGのあり方を考えさせられました。

『夢は捨てたと言わないで/安藤祐介』

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元甲子園球児で地元の声援も受けながらプロ野球選手になるも、1軍登板が無いまま戦力外通告を受けた樫村栄治が選んだ次の舞台はスーパーだった。食品の他に衣料品なども販売する総合スーパーで樫村に与えられたミッションはスーパー内のフリースペース「アキチーナ」を中心にネタを披露する、正規雇用お笑い芸人の「お笑い実業団」マネジメントだった。
ひと癖もふた癖もある芸人たちを統括しながら悪戦苦闘する毎日。
やがて嫌々になっていたこの業務の本当の意味を知り始め、それぞれのドラマが漫才の頂上決戦であるオモワングランプリを軸に進み始める。

お笑いがなくても人は生活していけるし、世の中は回る。でも芸人がいない世界より、芸人がいる世界の方がずっと楽しい。


自分がお笑い好きというベースはあるものの、本当に面白い小説でした。
まず、漫才を文字で起こすと間合いやテンポの表現が難しいのでどうしても面白くなくなってしまうのですが、安藤さんの漫才はそんなことはなく本当にプロの作家の仕事を見せてもらいました。
また個性が強い登場人物ばかりなのに、それぞれがそれぞれを打ち消し合うこともなく、飲み込むこともなく、それぞれのドラマを確立しているあたりは圧巻でしたね。売れない苦悩、急に売れてしまった戸惑い、過去に売れた自分と現在の売れない自分との葛藤など、お笑いの奥深さが全て網羅されていたように思えます。

そして、完全懲悪あり、恋愛ありと盛沢山なのに途中でページをめくる手が緩むこともなく、一気に読了しました。

いやー面白かったです。タイトルもビートたけしさんの楽曲「浅草キッド」から引用しているあたり、すべてにおいて完璧なお笑い青春小説でした。

ひらがなの話

年始と掛けまして、工場の新設と解きます。
その心は、『どちらも参拝者(産廃車)が動きます。』
こんばんは。


ひらがなの「ゐ」と「ゑ」の字がカッコいいなと思うアラフォーです。
そう言えば、先日38回目の誕生日を迎えました。
こうして「ゐ」と「ゑ」という誰が求めているんだと思える日記を書けることに感謝しています。ありがとうございます。

さて、話を戻しますがこの「ゐ」と「ゑ」がカッコいいなと思うのです。
一見「る」に間違われそうですが、そもそも「る」はら行、「ゐ」と「ゑ」はわ行じゃけぇ、兄弟でもないんです。強いて言うなら、ひらがな界のドッペルゲンガーですね。
世の中には3人似た人がいるという。そして、ドッペルゲンガーに逢うと死んでしまうという。

まぁ、という訳で「ゐ」と「ゑ」がカッコいいなと思う訳なんじゃけど、そろそろどこがカッコいいかについて書かないと読者が離れていきそうじゃけぇ、書くことにします。
ただし、その前にひとつだけ言うと、「ゐ」よりも「ゑ」の方が好みなんよね。
「ゐ」と「ゑ」の違いって、下にあるうねうねに目が行くと思うんじゃけど、これがいいなぁと。
というのも、わし浮世絵が結構好きで近くで浮世絵展がある時には時間を見つけて足を運んだりもするんですわ。読書に使う本のしおりも葛飾北斎の絵が描かれたしおりじゃし(笑)
10年くらい前に、葛飾北斎東洲斎写楽喜多川歌麿安藤広重の四大浮世絵展が開催されたときには隣町まで見に行ったくらいですわ♪(´ε`)
その中でも絵で言えば北斎の絵が一番とっつきやすいんじゃけど、生き方や素性で言えばやはりミステリアスな写楽に魅かれるんよね。「寂しい写楽」という小説も読んだくらいなので。
その写楽の代表作に『三世大谷鬼次の奴江戸兵衛』っちゅう絵があります。名前はピンとこんでも絵を見れば、絶対見たことがあるとおもうんじゃけど、この絵に描かれている手の雰囲気と「ゑ」の下のうねうねが何となく共鳴するんよね。

そういう理由があって、この「ゑ」と言う字が好きなんですわ。
女の子でこの「ゑ」を使っている子がいたらその時点で株価が急上昇します(笑)
「さかゑ」とか「ゑり」とか。
もしかしたら相田みつをに近いものを感じるんかもしれんね。
じゃけぇ、わしもこの「ゑ」を使いたいけど、わしの名前には「え」どころか「えの段」の文字が一文字もありません。

どうやら文字通り「ゑん(縁)」が無かったようです。
お後がよろしいようでm(_ _)m


・・・誰が興味あるんや、この内容(苦笑)


わっしょい(・∀・)ノ


そんなこんなで今日は
祭りの準備/ガガガSP

祭り当日じゃなくて、準備に着目する視点が凄いな。
「祭りの準備だけが君に会える時間で」
文化祭に真剣に取り組んだ高校時代を思い出しました。

半布里Jr. /2020 一気〜手拍子150%〜

どまつり2020(テレどまつり)の映像を見ました。

もともと半布里というチームは年齢層が広いにも関わらず一体感のある演舞をするのですが、Jr.チームの方がその点難しいにも関わらず、半布里の演舞になっていました。
余程のチーム愛と郷土愛がないとできないだろうなと思って、思わず口元が緩みましたね。

子どもが主役になれる環境を創り出しているチームと地域に頭が下がります。

『サライ 2020年06月号』

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九州の「ななつ星」が走り始めた頃から、電車は乗るための手段から旅の目的へと変わりました。飛行機よりも時間が掛かるので交通だけで勝負するのは難しく、わざわざ電車にのるための付加価値を作ったことは見事ですね。
自分もわりと電車が好きなので、こういった観光列車には興味があるのですが、なかなか乗車までには至りません。小さい子どももいるし、乗車料金も高いのでもう少し大人になってからでしょうね。
なので、どの列車も魅力的に映りました。

やはり或る列車は目を引きますね。
豪華絢爛の様は言わずもがなですが、車窓から流れる景色であるとか、ハウステンボスや有田といった観光地も行ったことが無いので面白そうですね。

JR九州は他にも力をいれていますし、あそぼーいだったら子供連れでも乗れるのでどこかの夏で乗ってみたいです。

また、静岡県岳南電車の夜景電車や大井川鉄道の星空列車など、夜景を楽しむ列車の旅もいいですね。スイッチバックの駅として紹介されていた長野県姨捨駅も夜景の名所なので、こういった風景を見ながらのんびり旅をしたいです。


さすが大人の雑誌だけあって、上品な内容が多くありました。