しばらく来島していないのですが、一時期仕事でよく行っていたので大崎上島には勝手に親近感を持っています。その大崎上島の一丁目一番地の取組である高校魅力化プロジェクトについて書かれていました。文を書かれている松見さんの表現もよくて、プロジェクトXや逆転人生のような感動を覚えましてね。
6人の人を中心に喜びも苦悩も余すこと無く書かれているので共感できます。大林校長先生の「人が人を呼んでくる。人が人と知恵を運んでくる。」という言葉はファーストペンギンとして行動された大林校長先生だからこそ重みがありますね。
また円光さんの「外野から結果論や文句ばかり言う、ダサいやつになるのは絶対イヤじゃったんです。」というのもいいですね。
他にも長門先生の優しさや元樋さんの自分らも動かないといけないという姿もかっこ良かったです。実際の大崎海星高校の現役生や卒業生の言葉も綴られていて説得力がありました。
読みながら元気を貰えた一冊でしたね。