どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『日本一の清流で見つけた未来の種/天野礼子』

f:id:yossan-tsubuan:20220129121349j:image

島根県西部を流れる高津川は水質日本一に6度も選ばれている清流です。
その高津川の基点に生活するコミュニティにはたくさんの魅力がつまっていました。

島根県と言えば米よし肉よし魚よし(野菜も美味しいです)の食糧大国で邑南町のA級グルメが最近では有名になっています。「東京には、考えることを専門にする人は集まっていますが、暮らしを支えている食料やエネルギーの生産現場はほとんどありません。」とあるように、都会にはないものが揃っていますね。もちろん都会にもいい部分はあって大学進学でも、時には高校進学でもそうですが親元を離れて都市圏で暮らす体験ができるというのは都会のいいところでしょう。

一方で地方の子どもが都会に留学するように、都会の子どもが地方に留学しているかと言われるとそうでもないのかなと。高津川が流れる島根県もそうですが、感性が豊かな時期に自然に触れるのもいい経験になると思いますね。

また京都府の職員を退職して匹見のワサビ田を復活させようとしている安藤さんのセリフが印象的でした。

「飛行機に乗って、お金を払って、しんどい目をして、ワサビ田を復活させる。そんなボランティアが、いまは究極のアウトドアライフでもあるんだよね。」

それは食を大切にしている島根県だからこそ感じる部分でもありますが、反対にどこの地域でもできることですね。

津和野町の桑原課長補佐が「誰にでも、日本中のみんなにも誇れる生き方を、いまは森を相手にようやくできるようになったと喜んでいます。」と言われていました。

都会には都会の良さが、地方には地方の良さがある訳でそれは二極論でくらべるものではなく、それぞれの人がそれぞれの地で誇れる生き方をできれば、どこでも魅力的な地域になるのでしょう。