タンバリンと掛けまして、ワードショーと解きます。
その心は、『どちらも持って(盛って)叩きます。』
こんばんは。
ある作品について似た作品を作った時に言われる表現として、「オマージュ」「パロディ」「パクリ」の3つがあります。
調べてみるとこの3つにも違いがあるようですわ。
■オマージュ
元々の素材に対して敬意があり、その素材が何かわかるとオマージュ作品の価値ももっと上がる。
■パロディ
批判や揶揄が目的になっている。元々の素材が何かわからないと話が始まらない。
■パクリ
悪意を持った盗用で元々の素材が何かわからない方がいい。
ざっくりいうと、「パクリ」はこっそり、「パロディ」はディスり、「オマージュ」は神というワードが似合うかなと思いますな。
そういった意味で原作の「パロディ」だと思っていたこの作品も「オマージュ」なんだろうなと思います。
何のことかというと週刊少年ジャンプに連載中の漫画で「僕とロボコ」というギャグ漫画があるんじゃわ。
主人公は平凡人(タイラボンド)の家に来たオーダーメイドロボットのロボコ。
「おかえりなさい、ご主人様」的なメイド系のロボットではなくてガチガチの体育会系なんです(笑)
そもそもで設定がドラえもんに似とるんじゃけど、ロボコが色々な大騒動を起こすという意味ではキテレツ大百科のコロ助の立場に近いかもしれん。
この段階で結構なオマージュ感が強いんじゃけど、この漫画、ちょいちょい漫画やゲームのキーワード・名シーンをぶっこんできて、それがわしのようなアラフォー世代にはドンピシャなんじゃわ。
記憶にあるだけでも、スラムダンク、ドラクエ、ドラゴンボール、ゴーストバスターズ、デスノート、呪術廻戦、幽遊白書、キン肉マンなどなど。
しかもそれを見事にギャグに昇華しとってホンマに天晴れなんよねw
悪意もなく、ディスリもなく、そこにあるのは原作に対する敬意の一本だと思うわ。
こういう場面であの名シーンを使われたら、感謝の意しか出んのじゃないかと思いますね。
ちなみに3巻まで出とるんじゃけど、その表紙は「約束のネバーランド」のオマージュになっています。しかも帯には「ネクスト鬼滅はこれだ!」と書かれとったけぇな(笑)
でもそれってあながち間違いではないと個人的には思うとって、わしの中で今の週刊少年ジャンプの二大巨頭は「ONE PIECE」と「僕とロボコ」じゃなぁ。
じゃけぇ、機会があったら是非読んでみてくださいな。https://www.shonenjump.com/j/rensai/roboko.html
さてオマージュついでにもうひとつ。
少し前にCOACHならぬ「高知」の財布がSNSで話題になりました。これもなかなか責めるなぁと当時思うたんじゃけど、改めてみるとこの発想って昔からあったんよね。
adidasがkadidesとか、NIKEがDAEKIであったりCONVERSEじゃなくてCOVANWAであったり。
appleなんかは果物違いでイチゴやパイナップルとかもあるみたいじゃね。
こういうのも程度が大事であってやり過ぎるといくら敬意があってもそれはパクリに他ならんのよな。これらの作品がどうとかではなく。
そういった意味で消費者もそこにどういった思いがあるかをくみ取る力を養わんといけんのじゃろうね。
真面目な終わり方になってしもうたけど、「僕とロボコ」は面白いよということです♪(´ε`)
わっしょい(・∀・)ノ
そんなこんなで今日は
同じ話/ハンバートハンバート
CMで聴いて最近の唄かと思うたら結構前の唄なんじゃね。
「どこにいるの? となりの部屋にいるよ」
掛け合いがいいけど全部聞くと結構意味深な歌詞じゃね。