どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

M-1グランプリ2020の話

THE MANZAIと掛けまして、ボイスパーカッションと解きます。
その心は、『どちらもビート(たけし)が欠かせません。』
こんばんは。


今年も恒例のM-1グランプリの季節になりました。f:id:yossan-tsubuan:20210104071703j:image
以前は放送終了後すぐに総評を書いとったんじゃけど、子どもが生まれてからは子どもが寝んと見られんけぇこうして今の更新となっとりますわ。(実は深夜に書いています。)

さてそんな肝心要の総評を書く前に予想を立ててみましょう。

まずは敗者復活戦。
実力で言えば、ダイタク・学天即・からし蓮根の3強かな。ゆにばーすがキャラに頼らんネタをするのと金属バットがお客さんに受け入れられれば面白くなるけど、それでも実力でいうとこの3組が上位に来るんじゃないかと思うわ。
一方で敗者復活戦は人気投票的な要素もあって、必ずしも実力のみの評価ではないけぇなぁ。それ自体は本選がプロの漫才師による審査に対して、敗者復活は一般視聴者による審査になるけぇある程度しょうがないと思いますね。
それを加味するとやっぱりぺこぱは強いんじゃないかと思うわ。
じゃけぇ去年のファイナリストで名前が知られているからし蓮根・ぺこぱのと実力派の学天即・ダイタクの4組の争いになるかと。個人的にはダイタクを見たいけど、復活戦を勝ち上がるのはぺこぱじゃと予想します。

そして本選。
まずウエストランドマヂカルラブリー東京ホテイソンが残るイメージが湧かんかな。
ほんでニューヨーク・おいでやすこが・錦鯉は爆発次第ではわからんけど、アキナ・見取り図・オズワルドに勝てるイメージが湧かん。
ぺこぱも新鮮さが無くなっとるけぇ、去年ほど爆笑にはならんのじゃないかなと思いますね。
じゃけぇ、最終決戦に勝ち上がるのはアキナ・見取り図・オズワルドじゃと予想しますわ。

最後に最終決戦。
まず、しっとり系の漫才をするオズワルドはM-1のような短距離走には少し不利かな。4分間よりも10分くらいのネタ時間の方がいいかと思うけぇ、3位と予想します。
じゃあ、アキナと見取り図がどうかというとどっちもそれぞれのスタイルがあって予想がむずかしいな。一方で過去に似たスタイルの漫才をした漫才師がどうじゃったかと振り返ってみます。
アキナはNON STYLE、見取り図はトータルテンボスに漫才が似とるかなと思いますね。どっちもM-1では高い評価を受けとるんじゃけど、よりM-1向きなのはアキナの漫才かなと思うわ。

なので、わしの予想は1位「アキナ」、2位「見取り図」、3位「オズワルド」じゃな。
正直一番楽しみなのはオズワルドの漫才じゃけどね(笑)


さて総評・・・、の前にもう一個。
去年までは相対評価で総評を書いとったんじゃけど今年は初めて点数を付けてみようと思います。
結局は相対評価になるんじゃけど初めての試みじゃわ(笑)

いろいろ考えたけどルールはこれでいきますわ。
・基準点は80点
・基本的には加点方式
・点数が並んだ時には同点でも優劣を付けます。
・クスっとした笑い → +1点
・上手いなと思った構成 → +3点
・笑い → +5点

80点スタートで4回笑いを取れば満点というイメージですわ。
減点方式も考えたけど技術的な部分はさすがに素人のわしにはわからんけぇ、辞めました。
さらには去年まで1位から順番に総評を書いとったけど、今年からは10位から書くことにします。その方がランキングっぽくていいし。


という訳で前置きが長くなったけど総評に入ります。


【10位】錦鯉 80点
パチンコ台のネタ。
雅紀さんのキャラとおじさんがボケるというところで持っていたような気がするな。
あとは一発芸を漫才の間に挟むけぇ、テンポが悪くなっとったと思う。

【9位】アキナ 80点
地元の女の子が劇場に来るネタ。
うーん、ステージを大きく使ったライブ感のある漫才なんじゃけど笑いにはつながらんかったなぁ。
もっとテンポのいい漫才があるはずなんじゃけど、このネタのチョイスはもったいないかな。

【8位】ウエストランド 81点
マッチングアプリのネタ。
昔に比べてボケとツッコミが曖昧になっとるけぇ、ぼんやりした漫才になってしもうたなぁ。
芸人は復讐劇のくだりでもっと爆発すればよかったけど、盛り上がることなく終わった感じかな。

【7位】東京ホテイソン 81点
謎解きのネタ。
ボケというか、ボケの出し方が一緒じゃけぇ爆笑に繋がりにくいかな。
アンミカさんのチョイスは良かったと思うけぇ、いろいろなパターンのアンミカさんが出てきても良かったかなと思うわ。
最後のオチがもう少し勢いがあれば・・・。

【6位】マヂカルラブリー 81点
高級フレンチ店のネタ。
ツッコミの村上さんの声がいいけぇ、「違うよ!」でもっと引っ張っても良かったかな。
城の門が開かないときの開け方が良かったけどそこがピークで、最後のデーモンももっと爆発が欲しかったなぁ。

【5位】インディアンス(敗者復活) 83点
昔ヤンキーだったというネタ。
序盤で噛んだり、途中でネタが飛んだりしたような気がして、緊張しとったかなと思います。小ボケを重ねるスタイルじゃけどそれがヒットせんかったような気がするし。
もともとの構成かアドリブかはわからんけど、敗者復活で一緒に闘ったぺこぱのネタを入れとったのは良かったなぁ。

【4位】ニューヨーク 84点
爆笑エピソードのネタ。
三本立てにしてなおかつ、ちょくちょく身近な犯罪を折り込んでくるのは次に何が出てくるんじゃろうという期待感を煽っとって良かったわ。
だからこそ、三本構成はしり上がりに大ボケを入れていかんといけんのじゃけど、一本目のエピソードが一番面白いっちゅう尻下がりのネタになっとったのが残念じゃった。

【3位】おいでやすこが 90点
盛り上がらないカラオケのネタ。
最初はテンポが悪いかなと思ったけど、次は何がくるんだろうという期待があって面白かったです。墓石の歌やさくらんぼの盛り返し、小田和正の「さよなら」など、ユニットなのに上手く構成されとったわ。
おださんのツッコミが聞き取りにくいのが、芸風故にしょうがないけどもったいないなぁ。

【2位】オズワルド 93点
改名のネタ。
言葉のチョイスに加えて、伊藤さんのツッコミの強弱がより良くなった気がする。
いなりから雑魚寿司の流れと、「やまままかまーま」から「ひきにき」の流れも上手くて面白かったです。

【1位】見取り図 95点
マネージャーのネタ。
面白かったわ。自民党の写真撮影で笑ってしまった。
それにステージを大きく使ったり、無意識の伏線を回収したりの上手さもあるし、ナンチャンのスケジュールやさらし首など言葉のチョイスも相変わらず良かったですね。
最後のドンキーコングも合わせてセンス(努力もあるけど)が光る漫才じゃったな。


という訳で本命のアキナはダメでオズワルドも残らんかったけど、おいでやすこがさんは思った以上に面白かったですわ。
オズワルドはおいでやすこがとマヂカルラブリーの賑やか系の後じゃったけぇ、松本さんの言うとおり少しリズムが狂ったのかもしれん。個人的には面白かったけどね。
見取り図・オズワルド・おいでやすこがが他と比べて、抜きん出て面白かったですな。


続いて最終決戦です。
こっちは実際の審査と同じように相対評価ですわ。
では参ります。

【3位】マヂカルラブリー
つり革のネタ。
まったく面白くなかった(苦笑) わし自身がしゃべくり漫才が好きっちゅうのもあるんじゃろうけど、それでもまだ一本目の方が面白かったわ。

【2位】おいでやすこが
ハッピーバースデーの歌のネタ。
最初の「覚えられへん!」がピークであとは間延びしたかなと。
ユニットじゃけぇ、ボケ・ツッコミのバリエーションがどうしても少なくなるから一本目のように変化がある方がいいな。

【1位】見取り図
地元自慢のネタ。
いやー面白かった。
ドミニカやドラキュラ、モハメド・アリなど言葉のチョイスもいいし、ドアノブカバーと便座カバーで天丼もやっとるし、伏線も回収していてボケとツッコミのベストアルバムのような漫才じゃったわ。


という訳でわしの中での1位は見取り図でした。
2008年大会の時にインパクトを残したのはオードリーじゃけど、優勝したのはNON STYLEじゃったのとか、2009年にパンクブーブーが優勝した時とか、そのときと同じような印象ですわ。
インパクトで言えばマヂカルやおいでやすこがの方がインパクトはあったけど、技術で言えば見取り図じゃったけどなぁ。

マヂカルラブリーが優勝ということでわしの中では結構不消化じゃけど、それがプロの目線ということでしょうがないかな。
むしろ巨人師匠とナイツ塙さんと同じ評価というのを喜ぼう(・∀・)ノ


というわけで、そろそろ寝ます。おやすみなさい(笑)


わっしょい(・∀・)ノ


そんなこんなで今日は
オワリはじまり/かりゆし58

特にチョイスに意図はないけど、ようやく一日が終わるのでこの唄にしよう。
「もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい」
これで始まる歌い出しにホンマにぐっと引き込まれるわ。