段ボールと掛けまして、楽器の琵琶と解きます。
その心は、『どちらも資源(四弦)です。』
こんばんは。
先日、スタジオジブリが「常識の範囲で自由に使ってね♪」と映画の画像を無料公開したことが話題になりました。
個人の使い道はなかなか限られるとは思うけど、こういうのっていいね。熊本県のくまモンも申請を出せば常識の範囲内では著作権がほぼフリーなんじゃけど、こうやっていい作品が広まっていくんじゃと思いますわ。
画像がDLできる作品は「千と千尋の神隠し」や「風立ちぬ」を初めとする8作品。中でも「コクリコ坂から」が入っとるのがいいな。
わし結構この作品好きなんです。
"翌年に東京オリンピックを控え、人々は古いものはすべて壊し、新しいものだけが素晴らしいと信じていた。"
カルチェラタンを軸に始まった純愛の話なんじゃけど、そこには純愛の他に敬意も含まれとって奥が深い作品です。主人公は高校生なんじゃけど、少し大人向けのような気がする。
後半に男気を見せる理事長もしかり、海や俊の両親もしかりなんじゃけど、カッコいい大人がたくさん出てくるのも魅力じゃね。
スタジオジブリの作品は若い層向けの作品が多いんじゃけど、時にガチの大人向けの作品をぶっこんで来ますな(笑)
「風立ちぬ」とか「かぐや姫」とか。「おもひでぽろぽろ」もそうじゃろうね。
そこがジブリの守備範囲の広さでもあるんじゃけど、今回の画像公開でそれがさらに広がるような気がするわ。
これだけ情報化社会になったら、作品をどう管理してもネット上で拡散することは目に見えています。ほんでそれを取り締まることができないことも。
白旗を上げるとか、違法を認めるのかとか、そういう話では無くて物理的に無理じゃと思います。
それならどうすればいいかというと、反対に公開してあとは利用者の良識にゆだねるんじゃろうな。それは「スタジオジブリ」というものが作ってきた歴史であり、世界観によって成り立つと思いますわ。ようは、その世界観を壊してはいけないという理性が働くというか。
もちろん一定数は好ましくない使い方をする人もおるけど、それは反対にファンが自動的に注意するんじゃないかと思いますね。ほんでそれがさらに歴史を重ねれば「なんとなく」正しい接し方をしようと言う気になってくるんじゃわ。
例えば、法隆寺の前にペンキを置いたところでそれで落書きをする人は、ほぼおらんじゃろう。
それは日本最古の木造建造物という法隆寺の歴史なり、それを見て触れてきたファンの人たちが作り出す世界観によって守られとるんじゃと思います。
それと一緒でスタジオジブリが画像を無料公開したところで悪用する人はほとんどおらんじゃろうし、反対にスタジオジブリのファン層は広がると思いますわ。
SNSでどんどん拡散されるじゃろうしね。
まぁ、法律でガチガチに管理するのもある程度仕方ない部分ではあるんじゃけど、どうせならそういった世界観で楽しく作品に触れる方がいいわな。
そんなことを思いました。
ちなみにわし、「魔女の宅急便」が一番好きじゃけぇ、こっちの画像が公開されるのもたのしみに待ってます♪(´ε`)
わっしょい(・∀・)ノ
そんなこんなで今日は
さよならの夏/手島葵
改めて聞くとメチャメチャいい唄やないかい!
「だれかが弾くピアノの音 海鳴りみたいにきこえます」
漢字を全部使わん所がオシャレじゃな。