どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『夜にはずっと深い夜を/鳥居みゆき』 

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過剰な愛情、コンプレックス、そして死。奇才・鳥居みゆきが書く生と死の短編集。

とにかく世界観がこれまでに読んだことのないものでした。奇抜なのはネタだけかなと思っていましたが、この作品を読むとそれが間違いだったと思いましたね。

ネタだけではなく心底奇抜なのかもしれないと。

一番最初の「きれいなおかあさん」が一本目にも関わらず恐怖を表現しているのですが、一方で「蝉」のような考えさせられる作品があったり、「いちゃつき心中」のような芸のような作品があったりと、改めて多才であり奇才だなと感じましたね。

ただ、他の作品には恐らく手が延びないと思います(苦笑)