アレックス工場閉鎖の危機を救ったのは10年前のこと。
あれからユニコ社多角事業グループの副社長となって手腕をふるうアレックスが直面したのは企業売却の話だった。恩師のジョナから教えられた問題解決策を手に、アレックスが再び危機に立ち向かう。
前作から10年後の話ではありますが、内容は全く異なりました。
今回のテーマは変化を起こして実行に起こすまでの方法である「思考プロセス」について書かれています。
もっとも大事なのは柔軟性を持つこととあります。セグメントを細かく行い、市場の変化に対応することはわかっていても実行に移すのが難しく、今の環境下で痛感しています。
ダーウィンも「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」と唱えているように、いかに変化できるかが今後の世の中で重要になってくるでしょうね。
また、「マーケット側の価値観を高めるには、ホポジティブな面を追加するのは一番強力な方法ですが、時間が限られている時はネガティブな面を減らすことに努力を集中させれば早く結果を出すことができます。」とあります。
そのためには、自らネガティブ要素をオープンにする姿勢も大事ですね。
