子育てに対する基本的なことを書かれているのですが、本のタイトルにあるように言葉に出すことが大切であり、それによって救われる人もいると思いますね。
「今しかできない世界を見に行く」というスタンスで、子育ての時間を楽しむようにするとあるように、子どもが成長するのは一瞬のことですので、改めてもっと向き合う時間を作らないといけないと感じました。
「収入を得ること、これも立派な家事のうちの一つだ。」という考え方は新鮮でしたし、「料理をする男性が家庭にいると、家庭の生活の質が一気にあがる。」というのは正にそうだと思いました。
仕事の面で言えば、夫の家事時間が4時間以上の家庭になると、7割以上の妻が仕事を続けられるというデータも興味深いものでした。
そして、一番印象に残ったのはこの内容ですね。
「本気で子育てをしようと思ったら、仕事の質と量をキープすることは絶対無理だ。」
子育てを言い訳にするつもりもないですが、肩の荷を下ろしていいと周りから言われると、少しだけ気が楽になりした。