フォロワーの話
猛暑と掛けまして、コミックと解きます。
その心は、『どちらも発汗(発刊)が気になります。』
最近の若者は物欲がないという話を聞いたことがあります。車離れから始まり、シェアハウスにミニマリスト。ものを持たない人を表現する言葉は以前に比べて多く出てきていますわ。
かく言うわし自身も物欲があんまりなくて、強いて欲しいものと言えば時間かな。お金っていうことも無きにしもあらずじゃけど、時間があればお金を稼ぐこともできるし、出費を減らすこともできるけぇ、やっぱり時間が欲しいなぁと思いますね。
じゃけど、それじゃとイントロの話に結びつかんので、それなりに物で欲しいものを書き出してみましょう。
ダイソンの掃除機、無地のTシャツ、チノパン、仕事用のリュック、ドライブレコーダー
無理やり書いてこれくらいかな。まぁ、時間や場所を変えて書くともっとでてくるんじゃろうけど、基本的には片付けるのがおっくうになるので物を増やしたくないタイプじゃし、欲しいものが無ければ無いでいいかなと思っています。
そんな中、物を持たない若者にも欲しいものがあるらしく、それが何かというと「フォロワー」なんだと。
確かにシェア経済の時代の中で、フォロワーは大事なのかもしれんな。余談じゃけど、わしがやっているSNS(mixi,Facebook,Instagram)の合計フォロワー数は大体370くらいで重複もあるけぇ、7かけをすると260くらいじゃろうか。これが多いか少ないかはあるけど、世の中の30代後半男性でいうと少ない方じゃないかなとも思いますね。ちなみにLINEは上記のSNSとは性質が異なるので外しています。またTwitterはほぼ稼働していないし、フォロワー数も少ないのでこちらも外しています。
個人的にはSNS上でやりとりをするよりも実世界で遭う方に価値を置いてはおるけど、一方でSNSもバカにはできんし、両方を上手いこと使えばいいんかなと思いますね。そういった意味では、若者の欲しいものがフォロワーちゅうのは、少しSNSに寄っているような気がしないでもない。それがいいか悪いかは別にして。
ただし、このフォロワー数はいわゆる「信用主義」を生き抜く上では重要な訳です。資本主義を生き抜く中でお金が必要なように、信用主義の中では信頼度を重ねて行く必要があり、その単位のひとつとしてフォロワーも考えられるでしょうな。
こういう話をするときに印象的なエピソードがあって、とある農家のお母さんが怪我か病気かで体調を崩したことがあって、できることが限られてしまうからパソコン教室にでも通うことにしたんだそうな。ほんで、パソコンを教えてくれる先生が独身だったこともあり、食事(夕飯じゃったかな)を作ってあげることにしたそうです。先生はそのお礼に補習でパソコンを教えたから、お母さんはメキメキ上達したというエピソードがあります。
少し前の時代の物々交換に近いところがあるんじゃけど、こういったお金とは違った価値観の経済が回る時代はすぐそこまで来とるんじゃないかなと。
ただ、これが成り立つにはフォロワーだけではなくて、それにプラスアルファで実世界での関係性も必要になってくると思いますわ。クラウドファンディングみたいに一部、面識のない人からの助けを受けることができる仕組みもあるけど。
結局は実世界で小さな信頼を積み重ねて、SNSで発信もしながら、人間関係を築いていくようになるんじゃないかと思います。
ライフネット生命の出口さんも「本・旅・人」が重要だと言われているように、実際に逢って話をすれば、相手のSNS上とは違った面に触れることができるし、そうすれば強固な間柄になれるでしょう。
じゃけぇ、わしも直接会いに行って、時にはお酒も交わさんとね。あんまり飲まんけど(笑)
わっしょい(・∀・)ノ
そんなこんなで今日は
今ありて/谷村 新司
阿久悠さんの特集がテレビでしようたけど、この唄も阿久さんの作詞なんじゃな。
「今ありて 時代も連なり始める」
栄冠は君に輝くに負けず劣らずの名曲ですわ。