どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『地方消滅/増田寛也』

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増田ノートの方が知名度が高いかもしれませんが、今後の日本がたどり着く未来が書かれています。
少子化と高齢化が一緒に唱えられることがよくありますが、本来これは別々に判断すべきでしょう。誰もが平等に歳をとる高齢化は子供を増やすことで相対的に食い止めることはできますが、基本的には改善方法はありません。

一方で少子化は文字通り子供が少なくなることが原因なので、食い止めることができます。ただし、今産まれた子供が大人になり、自分等の子供を産むためにはタイムラグが発生します。単純な論理ではあるのですが、世の中を見る限り、この視点が浸透しているとは言えない気がしますね。
子育ては家庭のみで行うものではなく、社会が行うもとあるように、社会全体で少子化について考えなければないけません。

そのためには、雇用の受け皿も作らないといけませんし、子供が将来「どこで学んだとしても、仕事をするからには地元に戻ってやっていこうという「二十二歳の決断」をする人を増やすこと。」とあるように自分の意思で帰ってこれるよう、ブランディングも必要ですね。

最後に、印象的だったのが「米国企業のトップ100のうち、ニューヨークに本社を置くのは四分の一。日本は七割が東京。」でした。