10年近く前に書かれた働き方の本ですが、今でも通用することが多くて勉強になりました。
雇用の著書もそうなのですが、海老原さんは論理的に説明されるのでフワッとした部分が少なくてわかりやすいです。
確かに一日を振り替えって、「これだけ時間をかけて成果がこれだけ?」とガックリすることはあります。日頃から効率化を考えてはいるのですが、まだまだですね。
■ プレゼンの資料は1枚だけとし、バックデータはありものの資料を用意する。
■ 相手の立場に立って質問を考え、質問が無ければ自ら説明する。
■ メモをし過ぎると、大切なことが埋もれてわからなくなる。
このあたりは改めてそうだなと思いました。
「裏紙ではなく再生紙を推進した方がエコ。」や「度を越えたカスタマーハラスメントに対しては、他のハラスメント同様、断固とした態度をとるべきでしょう。」もまさにそうですね。
そして、「奇策を論理的に面取りしていくと傑作になる。」とあるように、縮減された時間をこういった何かを創り出す時間に充てると、仕事をした「つもり」にはならなくなるのでしょう。
雇用としての人件費ではなく、時間としての人件費を念頭に入れて仕事をすることが大事ですね。