『ぬるま湯女子会、38℃(ときどきちょっと熱い)/南綾子』
婚活パーティで知り合ったメーコ・カワイ・サモさん・成田屋の四人が恋愛に失敗しながらも少しずつ成長する物語。
会えども会えどもろくでもない男にしか出会えず、年齢と価値観に苦悩しながら、自分の求めるものにたどり着けるのか。
東京タラレバ娘もそうですが、女性の内面を書くのは難しいんじゃないかなと思っています。なのに、この作品は「なるほど、こう考えているのかー。」と、ある種勉強になりますね。
一方で、この作品に出てくるほどろくでもない男はそこまでいないんじゃないかなとと思ったりも(苦笑) 自戒はしますが。
特に描写が多い、メーコ・カワイ・サモさんのうち、サモさんはキャラ立ちが強かったのですが、自分がこういう作品を読みなれていないせいもあってか、途中でメーコとカワイが被ってしまいました。そこが勿体無かったと思います。
個人的にはデートで映画に行ったときに、男がクレヨンしんちゃんで号泣したという描写がツボでしたね。