どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『むかしむかしあるところに死体がありました。/青柳碧人』

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一寸法師に殺人の疑いが・・・。
龍宮城で起きた密室殺人・・・。
桃太郎が何十年もかけた鬼退治の結末とは・・・。


誰もが知っている昔話を題材にした5本のミステリーが綴られています。
発想はいいのですが個人的には他の人の評価ほどハマりませんでしたね。昔話もそうですが時代小説特有の固有名詞や言い回し、風景描写が合わなかったのかもしれません。
特に「密室龍宮城」と「絶海の鬼ヶ島」は魚の名前や鬼の名前が多く、短編が故にそれほど個性も際立っていないので、なかなかスッと入ってきませんでしたね。

桃太郎が鬼太に向かって刀を貫いたシーンはミステリーとして情景が浮かびましたが、そのほかの作品は印象がボンヤリです。

発想自体は好きなので、もっと深読みするためにもう一度読み返してみようと思います。