最近は100円ショップなどでも丈夫な器が販売されており、割れ物でもあることから自分も安価な器を求めてしまいがちです。それ自体は悪いことではないのですが、一方で窯で焼いた器は大量生産のものとは違った雰囲気がありますね。
器によって盛られる料理の味が変わるというのはよく言ったもので、素敵な器を使うことで味覚や嗅覚のみならず、視覚も楽しむことができますね。
気になったのはアメリカの木工作家ジョージ・ピーターソンさんが作ったウッドボウルやスウェーデン・ダーナラ地方の木の器など、木製の作品でした。日本ではあまり木製の器は見ないので新鮮な感じがして良かったです。
また、器にできた傷や欠けをあるがままに楽しむという黒田雪子さんの考え方もあまり出逢ったことのないものでした。
今までまじまじと器を見たことはありませんでしたが、これからは見る目が変わりそうです。