「おいタケ!ちゃんとやってるか?」大学をドロップアウトしてストリップ劇場のエレベーター番になった俺を“コメディアン志望の若者”に変えたのは深見の師匠の一言だった。ビートたけしがついに描くあの日の浅草と師匠の物語。
「浅草キッド」という名曲がありますが、コメディアン・ビートたけしの原点となる師匠との出会いが、自伝小説として書かれています。随所に劇場でのやり取りが書かれていて、主人公・タケの成長とリンクしています。ただし、少し頭に入りにくい内容だったので、自分にとっては映像の方が向いている作品なのかもしれません。
一方で、読んでみて、浅草キッドという楽曲を聞いたり、ツービートの漫才を聞いたりしたいなと感じました。恐らく令和の時代には見られないであろう昭和特有の空気感があるのでしょうね。