どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『進化する里山資本主義/Japan Times Satoyama推進コンソーシアム・藻谷浩介』

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里山資本主義という考え方も世の中に浸透していますが、改めてその考え方について実例を交えて説明されていました。

"筆者が現在考えている里山資本主義とは、農山漁村に限らず都会でもどこでも実現できる、"里山"的な資本主義のことだ"とあります。
個人的には特に「循環」が必要だと感じました。人もお金も文化も変化をしながらじゅんぐりじゅんぐり回って、らせん階段のように上に登っていくのがいいのかなと。

また日本の医療福祉の負担を増やしているのは、高齢者の多い過疎地域ではなく、高齢者の急増している都会であるというのも、今まであまり見ていなかった視点でなるほどと感じました。むしろ里山では子どもの再増加が始まっているそうです。

取組みで言うと宮城県石巻市のフィッシャーマン・ジャパンの取組みが面白かったですね。漁師のモーニングコールや謝礼を季節の旬の魚で払う魚払いなどは特色がありますね。

里山資本主義という言葉は自給自足をイメージされそうですが、その土地に生きる人たちの生き方や文化を資本に展開するという意味では、冒頭にあった都会でも実現できるとというのも納得です。
そういった意味では今後はますます開かれた地方のニーズが増えていくのでしょうね。