どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『源義経/今西祐行』

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源義経という歴史上の人物は知っていますが、五条大橋で弁慶と闘った以外は何も知りません。それが「劇場版名探偵コナン~迷宮の十字路」の中で「義経になりたかった弁慶か。あんたが弁慶やったら義経は安宅関で切り殺されとんで。」というセリフがあり、安宅関が気になって調べたことから、この本に辿り着きました。
弁慶が義経の仲間になっていたことも知らなかったので新しい学びがありましたね。

特に同じ源氏であり兄である源頼朝から恨みを買っており、その原因が検非違使の判官である左衛門少尉に任ぜられたこと原因というのは、いつの世も嫉妬が人間関係をこじらせるというのを改めて感じました。

一方で、義経は人情にあつく、女・子どもにやさしく、音楽のたしなみもあったそうで、現代で言えば相当完璧な人格者にあたるでしょう。兄(頼朝)の立場からすればたまったもんじゃないと思いますが(苦笑)

そんな義経なので弁慶も義経のために尽くし、そして義経を守る為に立ったまま命を落とした姿が印象的でした。

子供向けに書かれているので平易な文章でわかりやすく面白かったです。