どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『名探偵の掟/東野圭吾』

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ダイイングメッセージ、時刻表トリック、童謡死体に完全犯罪など、ミステリーによくあるテーマを題材にした12の短編に警部・大河原番三と名探偵・天下一大五郎が謎解きに挑む。それぞれの謎を解き明かした時、そこにはいつもとは違った世界が広がっていた。

なかなかあらすじが書きにくい小説です。
いい意味でクソ小説ですね(笑) と言うか、これ以上の誉め言葉は無いですね。百聞は一見に如かずなのですが、とにかく構成がぶっ飛んでいますね。
主人公が読者目線になって作者を小ばかにしたり、二時間ドラマを想定して天下一を勝手に若い女性にしたり、お決まりの展開やトリックをバラしたりとやりたい放題です。

東野圭吾さんの作品が好きな人や、本格的なミステリーが好きな人には合わないかもしれませんが、正直言って僕はこういう作品は好きですね(笑)

ページ数こそ300Pと平均的な小説のボリュームではありますが、テンポよく読めるのですぐに読了出来ました。