著名な建築家・真田健一郎が設計した話題のホテルで起きた殺人事件。被害者は真田の秘書の寺西由香里で容疑者は恋人であり、真田の弟子でもある小野寺だった。無実を主張しながら東北に逃げる小野寺と追う警察。犯人は小野寺なのか、それとも・・・。
西村先生の専売特許でもある時刻表トリックはありませんでしたが、東北の地名が多く出てきており、また藤七温泉など知らない地名も出てきて、まだまだ日本も広いなぁと感じました。映像でも見たいですね。
最後が少し物足りなかったのですが、推理小説としては読みやすいのでさくさく進みました。今度は身近な地名が舞台の作品も読んでみようと思います。