羊羮と最中だけを売りながら40年以上も早朝の行列が続く吉祥寺の老舗「小ざさ」。
美味しさを追及するための技術の向上もさることながら、お客さんや従業員に対する向きあい方が商品にもにじみ出ているような気がしますね。
環境にやさしいものを使うのは当然のことなのでわざわざ言ったりしないことや、親戚や友人から「一本くらいなんとかならないかしら」と頼まれても早朝から並ぶお客さんのことを考えて「ごめんなさい」と断るなど、芯が通った経営理念だと思います。
それがのちに自分でビジネスを始めた留学生の元従業員の「まじめに、いい品物を安く売ること」という言葉に現れているのでしょう。
「親が一生懸命生きている、その姿を見せれば、どこで生活し、どういうふうに育てようが、大丈夫。」といった子育てへのメッセージも好きですし、「怖くてもなんでも、思い切りぶつかって、転んだらまた起き上がればいい。」という言葉は自分も見習わないといけない「小ざさ」の強さだと感じました。
羊羮を是非食べてみたいですが、相当頑張らないといけないですね(苦笑)