ランチと掛けまして、自衛隊と解きます。
その心は、『どちらもタイム(隊務)を念頭に入れないといけません。』
こんばんは。
先日、日本一遅いキングオブコント2018のレビューを書いたのですが、今回は日本一遅いR-1ぐらんぷり2018のレビューを書こうと思います。
2月の開催じゃったけぇ、はや9か月(苦笑)。下手したら2019の方が近いんじゃけど、そこはまぁ見逃してください。
例によって相対評価なんじゃけど、実際のR-1もそうじゃけぇ今回はそこまでの審査環境の違いは無いと思いますわ。
では参ります。
○Aブロック
【1位】おいでやす小田
ホテルのフロントのネタ。
ドライヤーのくだりが面白い。他のボケにも掛けとるのがよかったな。ここまで細かい人はおらんけど、確かにまず自分で考えろよ!っていう人は結構おるけぇ、なおさら面白かった。
【2位】ルシファー吉岡
息子のパソコンを覗いた父親のネタ。
演技も上手いし、落ちも綺麗で良かったな。しょうがをおかずにしているのか?とか上手いなぁ。ただ、会場が温まっていない一本目で披露するにはしんどいネタじゃったな。
【3位】カニササレアヤコ
雅楽奏者の一人話芸のネタ。
なんちゅうか、万人ウケはせんじゃろうけぇ評価が難しいと思うんじゃけど、そこまで嫌いじゃないし、お別れの時間の入りが良かったわ。あとはテンポがどうしてもゆっくりになるのが欠点かなと。
【4位】おぐ
ハゲたおっさんと入れ替わった女子高生のネタ。
最初の設定が全てじゃったような気がする。設定のわりにボケのインパクトが弱くて尻すぼみになったなぁ。あとは、デブ・ハゲネタでずっと押し通すのは不快感もあってネタとしては難しいと思うわ。
個人的にはおいでやす小田さんが頭ひとつ抜けとって、おぐさんがお尻ひとつ出とったような気がしたけどな。
○Bブロック
【1位】チョコレートプラネット長田
安全装置の付け方が分からないアトラクションのネタ。
たぶん10分くらい続けると爆笑につながるネタじゃろな。少し短かったかも。リメイキッドのくだりも良かったし、爆発があればなお良かった。
【2位】ゆりやんレトリィバァ
昭和の日本の映画に出てきそうな女優のネタ。
フーテンの寅さんに寄せたしゃべり方のせいで、ネタが頭に入ってこんかった。あるあるネタとしてやるんじゃったら、しゃべり方をもう少し自然にした方が良かったかなと。
【3位】河邑ミク
レンタル彼女のネタ。
週刊少年マガジンで既に連載されとるけぇなぁ。延長の追加料金のくだりや最後のオチもよめたし。演技力は上手いので柳原可奈子さんみたいに人間観察系のネタならマッチすると思う。
ショートネタ。
COWCOWの多田さんが優勝した時もそうじゃったけど、個人的にはショートネタよりも構成のある通しのネタの方が好きじゃなぁ。ショートコントとは違うし、勢いが一本一本で途切れてしまうし。
チョコレートプラネット長田さんのネタが一番良かったけど、たぶんゆりやんが抜けるんじゃろうなと思って見てました。
○Cブロック
【1位】濱田祐太郎
視覚障害者が言われたびっくりしたことのネタ。
雨上がりの宮迫さんも言ってましたが、しゃべりが上手いですね。難視の話題に縛らなくても十分に面白い漫談をされそうな気がしました。ユリオカ超特Qさんや田上よしえさん、あべこうじさんらに加えて濱田さんも注目しようと思います。
ツッコミかるたのネタ。
面白かった。ちょいちょい間に挟んでくる相田みつをさんのくだりが良かったな。
フリップネタはイメージしやすいし、R-1ではウケやすいのもあるけどそれでも面白かった。
【3位】マツモトクラブ
ストリートミュージシャンを応援する父ちゃんのネタ。
面白かった。設定も構成もセンスあるなぁ。爆笑というよりも自然と口元が緩んでしまうようなネタですね。若者よりも高齢者にウケそうなネタでしたわ。
【4位】紺野ぶるま
プロポーズを受けた女性のネタ。
設定はいいと思うんじゃけど大きな笑いが無かったかな。プロポーズを受ける場面なので賑やかな場所ではないから、それもあったのかもしれん。
このブロックが一番難しかった。ただなんとくなくで濱田祐太郎が、次は視覚障害にこだわらないネタをしそうな気がして、この順位にしました。
続いて決勝の三組。
女子高生と入れ替わったハゲたおっさんのネタ。
まさかの1本目のアンサーネタ。これは予想してなかったな。ただ、やっぱり設定が全てだったような気がする。それを超えるインパクトが無かったなぁ。
お願いがありますのネタ。
踊る必要があったんじゃろうか(苦笑)どちらかというと一本目の方が面白かったけど、どちらもなんか余計な要素が多くて、もっとシンプルにすればいいのにな。
盲学校であった話のネタ。
やっぱり話術が上手い。だからこそ視覚障害にこだわらないネタが見たいと思っていましたが、新ためて考えると目が見えないので耳から入ってくるものでネタを作らないといけないから、必然的に視覚障害のネタになってしまうのかもしれん。そう考えると、それでも漫談ができるのは圧倒的な努力があるんじゃろうな。
レビューを見たら分かると思いますが、決勝三組では濱田祐太郎さんが一番良かったですね。
今回のR-1は結構レベルが高いというか、それぞれがそれぞれの世界観でネタを披露しとったような気がします。M-1ならしゃべくり漫才が優勝してほしいという好みがあるように、R-1なら漫談が優勝してほしいっちゅう好みがあるけぇ、良かったな。
今度はM-1グランプリ2018とTHE MANZAI2018か、まだまだ年末までお笑いが忙しそうですな。
わっしょい(・∀・)ノ
そんなこんなで今日は
ジェネレーションY/高橋 優
こう呼ばれる世代があるのは知らんかったけど、懐かしいな。
『精一杯生きたいだけ それだけは同じです』
これはどの世代も一緒じゃな。