JR九州の会長である唐池さんの奮闘記が書かれており、ビジネス書とはありますが、どこか上質なドラマのようにも見えました。
"組織や人を動かすには、進むべき方向や段取りをなるべく早い段階で明確にすることが大事なのだ。それは、トラブル後にお客様を誘導案内するときにかぎらず、企業の人や組織を引っ張っていくうえでも大切なことだ。"
これを読んで思ったのは、迷うなら迷うでいい。迷っていることをハッキリ伝えるのが大事なのかなと。営業マンだとある程度のハッタリといいますか、強き発言も大事だとは思うのですが、今の時代は迷ったり分からなかったりすることもキチンと伝えて、あとから調べて正確なことを伝えるような誠実さの方が大事だと感じます。
信頼がワードによく出るのもそういう意味なのかなと思いますね。
そういった意味で "二メートル以内で語り合うと、互いの気持ちが通じてくる。" これも一緒ですね。
また、"世の中を動かしているのは女性だ。女性の感性を学ばなければいけない。"も至極真っ当なことを入れていますし、外食事業の経営についても分かりやすかったです。
徹底的な情報管理という点では、コンセプトに合ったプロモーションが大事ですね。確かに近年はWeb等のデジタル媒体が主流ですが、確かにコンセプトによってはアナログな手法も大事です。同じ手法を使うというのはよくありますので。
何か特別なことをやった訳ではなく、当たり前のことをやって来た印象でした。
だから人気が出ているのかも知れません。
当たり前のことを当たり前にやるのが一番難しいので。
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