どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

高校野球の話

食堂と掛けまして、練習と解きます。
その心は、『どちらも豊富なメニューも大事です。』
こんばんは。


100回目の夏の高校野球選手権の開催が近づいております。
歴代最強で史上初の春夏連覇を目指す大阪桐蔭に話題が集まりますが、夏連覇を目指す花咲徳栄に、我らが広陵高校も昨年決勝の忘れ物を取りに頂点を目指しています。

 

甲子園の日記はこれまでも何度か名勝負を中心に書いてきたんじゃけど、今日はわしが高校3年生の時の第82回大会について書くことにしましょう。

 

この年の春の選抜大会を制したのは神奈川・東海大相模でした。しかし、夏の大会に出場したのは2年前に松坂大輔らを擁して春夏連覇を成し遂げた横浜高校
春の王者ですら夏の大会に出場できないのが高校野球の世界。

 

それでは第82回大会を振り返ってみましょう。

 

まずは広島県代表。
この年に出場したのは初出場の瀬戸内高校でした。
片山投手を擁して、広島大会では準決勝で如水館、決勝で広島商を破っての甲子園出場だったのですが、いかんせん初出場だったのでどうなるのか分かりませんでした。ほいでも、ふたを開けると一回戦で三重・ 日生第二、二回戦で岡山・岡山理大付を破り、初出場ながら三回戦にコマを進めたけぇなぁ。

 

そんな三回戦の相手は大分・柳川。
春夏連続出場でのちにプロ入りもする好投手・香月を擁して南北海道旭川大高、埼玉・浦和学院を破っての三回戦進出でした。

 

ちなみに、わし、この柳川vs浦和学院の試合を同級生と甲子園に行って生で見ていましたわ。浦和学院にもプロ入りした坂元っちゅうピッチャーがおったんよね。この坂元は一回戦の滋賀・八幡商戦で19個の三振を取るっちゅうすごいピッチングをしとって。
27個のアウトのうち19個が三振じゃけなぁ。今でこそ破られたけど、当時は確か大会タイ記録じゃったと思う。

 

そして、そんな柳川と浦和学院の試合。エラーがらみもあって5対1で柳川が勝ったけど、負けた坂元は三振16個、香月も負けじと13個で二人で29個っちゅう、2回戦で当たるにはもったいないカードじゃったわ。

 

そんな柳川との三回戦。
結果は1-10で敗れたけど、しっかりと瀬戸内旋風を起こしてくれたと思いますわ。

 

そして、この年に優勝したのは、和歌山・智辯和歌山
この年の智辯和歌山を象徴する言葉にこんなのがあります。


智辯 100安打』


とにかく打ちまくったんですわ。
一回戦22安打、二回戦12安打、三回戦19安打、準々決勝15安打、準決勝12安打、決勝20安打の合計100安打。

 

この記録は昨年までの17年間でいまだ破られていない大会記録なんよね。ちなみに本塁打も11本で再強打線と言われたPL学園の10本塁打も上回ったんですわ。
ちなみに157塁打も破られておらず、チーム打率も.413.で当時の最高記録でした。
特にクリーンナップが3番竹内.538、4番池辺.414、5番後藤.458じゃもんな。

 

そりゃ強いっすわ。


そして、智辯和歌山の優勝にはドラマがあります。
決勝の相手は千葉・東海大浦安。背番号6であり、シンカーという珍しい決め球を持つピッチャー浜名くんも話題になりました。
実は、前年夏がベスト4、そしてこの年の春は決勝で先述の東海大相模に敗れとるんですわ。
悲願の優勝、それも同じ東海大系列の東海大浦安を破っての優勝ということで文字どり悲願じゃったんじゃなかろうか。


今でも智辯和歌山は強打で有名な高校じゃけど、この年は歴代でもズバ抜け取ったですわ。


そんないろいろなドラマが毎年みられる高校野球
今年も楽しみっす!


わっしょい(・∀・)ノ


そんなこんなで今日は
栄冠は君に輝く/伊藤久男コロムビア男声合唱

 

夏の高校野球と言えばこの唄しかないよね。
『若人よいざ一球に一打をかけて 青春の賛歌をつづれ』
いい唄じゃわ。