どちらかと言えば、つぶあん派です。

はじめまして、よっさんと申します。1982年、広島県生まれ。「あひるの空」とゆずの「夏色」とチキン南蛮を愛する一児の父。瀬戸内を盛り上げるために日々奮闘するも、泳げないのがタマニキズです。

『なぜ、世界のお金持ちは、こっそり「おきりぞ」を楽しむのか?/外間晃』

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観光でも滞在と周遊促進が必要だと叫ばれていますが、そもそもリゾートは視点が違いましたね。リゾートの目的は滞在であり、観光は二の次だと。滞在してこそ外貨が落ちるという意味では観光客ではなく、リゾート客を呼ぶ方が経済にいいというのは理解できます。

 

そして、観光客を呼ぶのとリゾート客を呼ぶのでは、戦略が全く変わってきます。まさに著書に書いてある「観光地に来る旅行者はお金を使う。リゾート地に来る訪問者は時間を使う。」ということなのでしょう。時間を使った方が結局は使ったお金も多くなります。

 

ここまでの考え方は良かったのですが、以降がどちらかというと沖縄の紹介と自慢が多い内容になっていたのが残念ですね。

 

沖縄が魅力的なのはわかるのですが、リゾート地としてお客を呼び寄せるためには何をする必要があるか、もう少し踏み込んで書いてあると良かったです。

絵本の話

節分と掛けまして、ZOZOTOWNと解きます。
その心は、『どちらも家に福(服)が来ます。』
こんばんは。

 

うちの少年はどうやら絵本が好きなようで、毎日「読んでー読んでー」と絵本を持ってきます。まぁ、本が好きなのはいいことじゃけぇ、わしも読んであげるようにしていますね。

絵本と言えばわしの小さい頃は、「ぐりとぐら」「わすれられないおくりもの」「ばばばあちゃん」などが記憶に残っとるかなぁ。これらの本は今でもお店に並んどるけぇ、改めて絵本の長い人気を感じますわ。

それにしても最近は絵本の種類も豊富で、前に丸善に買いに行った時もお目当ての絵本がなかなか見つかりませんでした。中には結構シュールな本もあるんじゃわ。

 

例えば、「ちくわのわーさん」

岡田よしたかさんが書く作品なんじゃけど、主人公はちくわ(笑) シュールすぎるじゃろ! しかもちくわが旅に出るんで! 途中、スパゲティとマカロニの兄弟に出会って踊ったり、海苔巻きに具と海苔を貸してもらったり、こいのぼりのように空を泳ごうとしたり。かなり無茶苦茶してますね、しかも話す言葉が関西弁なのがシュールさにより拍車をかけとるし(笑)

シリーズもので、「うどんのうーやん」や「こんぶのぶーやん」もあるのでこちらも良かったら読んでみてくだされ。

 

次は、「オオイシさん」

北村直子さんのこの作品の主人公は石。大きな石であるオオイシさんが、道路舗装や力士のけいこなどの手伝いをするうちに映画に出演することになるっちゅう話。途中、海に落ちて誰も助けに来ないっちゅう、何とも言えん描写もあるんじゃけど、それも含めて「ちくわのわーさん」に負けず劣らず、シュールな作品ですわ。ちなみに、少年は前半5ぺーじくらいなら絵本を見なくても話せるくらいの熱の入れようです

他にもお鍋が主人公の「ワタナベさん」っちゅう作品もありますわ。

 

ほんでも、これらに負けるとも劣らないくらい面白い作品があるんです。

 

それは「もうぬげない」。ヨシタケシンスケさんの作品です。

情熱大陸にも出演しとったヨシタケさんは遅咲きの絵本作家らしいんじゃけど、それでも抜群に面白いですね。

絵も優しいし、内容も分かりやすくて、おまけにクスリと笑える。

他にも「おしっこちょっぴりもれたろう」なんてギリギリのタイトルを付けた作品もあるようで、一回読むとその魅力にハマってしまいますね(苦笑)

 

わし自身も本を読むようになってからその面白さと大切さが分かるようになってきたけぇ、子供が絵本が好きになるっちゅうのは嬉しいことですな。

 

ちなみにこれらの本の他に、うちの少年が好きなのは「ほしいもマン」、「くいしんぼうのもぐもぐ」、「りんごです。」など。基本的に食べることが好きなんじゃけど、絵本の中身まで食べ物が好きなようです(笑) ほかには「しいらですが」という絵本もあるみたいでこっちも気になってます。

ほんでも、絵本もいいけど休みの日には公園に連れ出して、シェイプアップをさせんといけんな。

 

わっしょい(・∀・)ノ


そんなこんなで今日は
出航/STU48

 

2rdシングルのカップリング曲なんじゃけど、爽やかで結構いい唄です。

『コンパスの針なんかに縛られることあく 自分が信じる方向 自由に舵を切るんだ』

船に乗りたくなる唄じゃなぁ。

静岡大学よさこいサークルお茶ノ子祭々/2018 叶夢

楽曲の後半が手拍子のしやすいテンポですし、振りの中にも手拍子をする振りがあるので観客も乗りやすいんじゃないかと思います。

また、小道具も多いので見ている方も飽きないでしょうね。

気になったのは振り自体の緩急が薄かったのと、移動が振りとしての移動ではなく単なる移動になっていて緊張が切れていたような気もしました。

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『県庁おもてなし課/有川浩』

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高知県庁に生まれた新しい部署・おもてなし課で、若手職員の掛水が人気作家・吉門喬介に観光特使を依頼する所から始まる。いわゆるお役所仕事をどんどん一刀両断する吉門に対して、どうすれば民間感覚を持って地元を盛り上げることができるか葛藤する掛水。
アルバイトの明神、観光コンサルタントの清遠ら、個性豊かな面々とともに時にはぶつかりながら、時には涙を流しながら本気で故郷と向き合う物語。

 

久しぶりに、なおかつ観光目線で読みましたがそれでも面白く読むことができました。何回読んでも楽しめるということは、やはり小説としての完成度が高いのでしょうね。

 

行政は民間の裏方に回り、外貨を受け取った民間から税収で投資を回収するとありますが、行政が裏方という発想はあっても投資を回収という発想は当時では珍しかったんじゃないかと思いますね。

 

また、「意識をすっと切り替えることは難しい。でも、やれることからやっていかないといけない。」という下元課長の言葉も素敵でした。これは行政に限らず、何にでも通用しますし。

「観光にしても商業にしても、成功している都市は変化を恐れていない。」

自治体というものは効率よりも公に言い訳が立つことを優先しないといけない組織」

この辺りも言葉に重みがありました。

 

最後に、男になった掛水も素敵でしたが、個人的には吉門さんのプロポーズと、おもてなし課に送った「見せてもらいますよ。あなたがたがここから先どうするか。」というエールが最高にかっこよかったです。

有川さんが故郷・高知のために全力で書いた応援メッセージ、もし自分が高知県民だったらこの小説を家宝にしますね。

節分の話

ギャロップと掛けまして、歌舞伎と解きます。
その心は、『どちらも林(囃子)がいい味になっています。』
こんばんは。

2/3と言えば節分な訳で、我が家も例外なく鬼が来ました。

ちなみにここでいう鬼とは、2本の角が生えており、トラ柄のパンツを履いているあいつのことです。人道的にひどい人のことを指す「オニ・悪魔・人でなし」のオニのことではありません。こんな人が家に来るならば、一家の主として全力で追い返しますわ。

 

さて、そんな今年の節分の話をする前に昨年の話をしましょう。

昨年の節分も我が家には鬼が来ました。というよりも、わしが鬼に扮して少年を脅かしに行った訳です。顔には鬼の面、右手には金棒代わりのカープ応援カンフーバット。

ガラッとドアを開けて、わき目も降らずに少年のところへ・・・。

 

肝心要の少年のリアクションはというと・・・。

 

爆笑。そして、グワシッとわしの鬼の面は笑顔ではぎ取られました。

文字通りの完敗です。桃太郎に負けた鬼はこんな心境なんじゃろうなぁ・・・と思いながら過ごしたのが昨年の節分でした。

 

さてそれから一年が経ち、再び迎えた節分。いや、「SET YOUR BOON 2019」。

なんだかライブっぽくなってしまったけど、満を持して今年の節分を迎えました。

今年は嫁さんが気合を入れ、100均で買った毛糸をベースにもじゃもじゃ頭を作って臨んだんですわ。もちろん紙で作った角も生えております。

顔にはお面、頭には角の生えたもじゃもじゃ頭、そして右手には金棒代わりの丸めた新聞紙(←去年より劣化!)。

万全の態勢です。

 

ドアを開けた鬼(わし)は昨年同様、わき目も降らずに少年のところへ・・・。

 

肝心要の少年のリアクションはというと・・・。

 

爆笑。そして、グワシッとわしの鬼の面は笑顔ではぎ取られました。

デジャブ(笑) まさかの昨年と同じリアクションじゃし!

 

今年は勝算があったんじゃけどなぁ。というのも、先日の全国都道府県対抗男子駅伝秋田県ブースにおったナマハゲに号泣しとったけぇ。たぶん、いろいろなことが認識できるようになって鬼っちゅうもんも分かるようになっての号泣じゃったけぇ、節分での鬼の登場でもいけると思ったんじゃけど(苦笑)

 

まぁ、子供は泣くよりも笑っとる方がいい顔じゃけぇ、これはこれでいいんじゃけどね。


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さて、余談じゃけど節分と言えば毎回話題に出るのがサザエさんです(←ならんっちゅうに!)

サザエさんでは毎年節分の日に我が家同様、豆まきが行われるんよね。磯野家に現れた鬼に対して豆まきをする磯野家。鬼はたまらず逃げていくんじゃけど、豆をまく家族の中には波平やマスオの姿も。となると鬼は誰!?

サザエさんが震えながら警察に「泥棒が入りました!」というオチなんじゃけど、これがこの時期のエンディングの時によく流れるんよね。

 

ところが今年は何と、2/3が日曜日なんですわ。

ということは・・・、本編三本の中でこのエピソードが見られるかも!

そんな期待をしていたサザエさん、実は見ませんでした(笑)

というより、正確には録画をしていてまだ見とらだけじゃけぇ、また改めて見ようと思います。

 

他にも恵方巻も食べたっちゅう話もあるんじゃけど、それはまたの機会にしましょうかね。

明日から暦の上では春。早く温かくなってもらいたいものです。

 


わっしょい(・∀・)ノ


そんなこんなで今日は
ランアンドラン/KANA-BOON

 

節分ではなくKANA-BOONの楽曲藍坊主の中ではこの唄がいちばん好きかなぁ。

『"位置について用意"の後に聞こえた 「また会おう」』
また会おうっていい言葉じゃと思うなぁ。

夜宵/2018 四恩

技術はもう成熟していますね。上手いです。座って踊る振りも、座りながらもあんなに大きく魅せることができるんだなーと新たな発見でした。

衣装の魅せ方も構成力も総合的に見て作品の完成度が高いと思います。

気になったのは、テーマが少し難しすぎて、見ている人との温度差があったんじゃないかなと。

見る人が楽しむ踊りをするのか、自分たちが満足のいく踊りをするのかは難しい判断だと思いますが、そこが気になりました。

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『地域人 第32号/地域構想研究所』

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ヨーロッパのまちづくりの例として、人がいるところにスタジアムを造るのではなく、スタジアムを中心にまちづくりをするというのを聞いたことがあります。

日本はというと商業施設がいい例なのですが、人が多いところに集客力が必要なものを造っている印象ですね。

そういった意味で、お城を中心に行うまちづくり・地域づくりはある意味逆の視点だと思います。

よくよく考えれば歴史建造物に限って言えば、これまでもこうしたまちづくりは行われてきたわけで、それは現代の建造物も同じだとは思うのですが。

そんなときに必ず言われるのは点ではなく面での取組が必要という言葉。理屈は分かるのですが、まちづくりを行うには横(業種間)だけではなく、縦(年代)の連携も必要になってきます。年代を縦と言うかはありますが。

クロスの連携は日本特有の難しさがあるのですが、それを結びつけるフックのひとつとして「お城」というキーワードはいいでしょうね。

その歴史を内部の人が腹落ちし、外部の人に上手く発信することができれば、より良い地域になるのだと思います。

個人的には、会津若松の取組である「四つのどうぞ」がいいなと思いました。

(「いすをどうぞ」、「お荷物をどうぞ」、「お茶をどうぞ」、「トイレをどうぞ」から自分の店でできることを提供する取組)